業務シーン

  • 製品設計(既存製品のアレンジ)

DX効果カテゴリ(自動化、効率化、見える化)

  • 効率化

これまでのスタイル

  • 既存製品の設計値の根拠を理解しないまま踏襲し、一部を設計変更

それによって困ること

  • 設計変更の影響を見落とし、品質問題発生
  • もとの設計に潜む過剰品質を見落とし、ムダなコスト発生(コスト削減機会の損失)

何故そんなことが起こるのか

  • 設計値の根拠となる要件が記録に残っていない。
  • 設計値の妥当性を検証したエビデンス(解析や実験のデータ)が製品に紐づけて一元管理されておらず、DRを過ぎればどこにあるか分からなくなる。

これからのスタイル

  • プロダクトを中心として、設計値の根拠となる要件および、設計値の妥当性を検証したエビデンスを一元管理する。

それによって得られる嬉しさ

  • アレンジ設計時に過去の情報(要件と設計結果の因果関係)を紐解くことで、変更の影響を予測
  • それにより、品質問題の発生を回避
  • さらに、過去の設計のムダや改善ポイントに気づき、収益性を改善

実践方法

  • 要件、設計計算、設計値、評価結果をセットで管理して、資産化する。

簡易版

  • SharePointで情報を一元管理。
  • 設計諸元表には、設計値に対し、要件とエビデンスを記載(エビデンスファイル名など)

PLMシステム

  • PLMの要件管理機能を利用し、設計値と要件を紐付けて管理しておくと、変更の影響評価が可能。
  • エビデンスファイルはプロジェクトまたはプロダクトに紐付けて管理。