業務シーン
製品設計
DX効果カテゴリ
設計力向上
これまでのスタイル
設計計算は個人のスキルに依存しており、設計に用いた諸元情報も適切に管理されていない。
それによって困ること
設計のエビデンスが残らず、不具合発生時などの設計の再検証が困難。設計の知見が蓄積されず、企業としてレベルアップできない。
何故そんなことが起こるのか
組織として設計資産を積み上げていくマインドが足りていない。過去に実施した設計計算を、同じ工数をかけて何度も実施するムダに気がついていない。
これからのスタイル
製品の設計諸元として形状や材料物性などをデジタルデータとして管理し、そのデータを用いて各種設計計算や性能評価シミュレーションを実施する。
さらに、設計計算のロジックやシミュレーションモデルもエビデンスデータとして製品に関連付けて管理する。
新規設計の際は過去の設計を参考にして、ロジックやシミュレーションモデルを流用する。新たにロジックやシミュレーションモデルの修正箇所が見つかると、これを修正する。この行為こそが、組織の設計力向上を意味する。
それによって得られる嬉しさ
設計諸元決定のエビデンスを残すことで、不具合発生時に原因追求のスコープ絞り込みが可能になる。組織として設計力を向上させる土台となる。
実践方法
簡易版
主要な設計計算はExcelで定型ファイルを作成し、設計諸元とロジックを管理する。このファイルは製品単位で管理する設計成果物フォルダで管理する。
シミュレーションについても、パラメータとモデルを製品単位の設計成果物フォルダで管理する。
PLMシステム
設計諸元をBOMの属性として管理する。
設計計算はこの属性をPLM外に出力して、Excelなどを用いて計算する。この計算結果と計算に用いたExcelをPLMでBOMに関連づけて登録する。なお、設計計算をPLMのアドオン機能として追加することは可能だが、ロジックの修正の度にアドオン機能を改修するのは合理的ではないため、余程単純な計算でない限り、PLM外で実施するのが良い。
シミュレーションについては、PLMで管理する設計諸元をシミュレーションにデータ連携し、シミュレーションモデルと結果をPLMで管理する。